おはようございます!
こんにちは!
そして、こんばんは!
シノです(^^)
子供って本当に無邪気ですよね…。
なんの悪気もなく
200%の期待を込めて、
私達が知らない事を
ママが知らない事なんて
この世界にないよね?」
みたいな顔で
聞いてきますから…(-_-;)
今日のお話は、ズバリ…
「ひなまつい(り)って、なに?」
3歳になる娘の
この一言について。
そもそも私にとってのひな祭り
と言えば…
「キレイだねぇ」
なんて言いながら、
家族みんなで美味しいものを
食べたりして、
「今年こそは早く片付けないと
一生結婚出来なくなるよ~」
なんて言われつつも
ついつい飾りっぱなしなまま、
3月中旬辺りにしぶしぶ片付ける…
なんていう
緩みっぱなしな恒例行事…。
今になって
「なに?」
なんて聞かれても、
納得出来る説明なんて
出来る訳がありません(>_<)!!
当然の事ながら、
基礎知識の欠片さえ
持ち合わせていないので
ユーモアで固めた面白おかしい
ごまかしも出来ない…。
いやぁ、あの時は
ほんとに困りました…^^;
という訳で今日は、
悲しくも恥ずかしい
私の経験を教訓に、
知っていると
ちょっと鼻が高くなりそうな
ひな祭りの色々な小ネタを
まとめておこうと思います!
▼まずは真面目に…その起源を知っておこう
ひな祭りは、
『桃の節句』とも呼ばれる
伝統行事です。
節句とは…
行われる行事の事。
昔は季節の変わり目には
邪気や汚れが生まれやすく、
入り込まれやすい
と言われていた為、
節目ごとに厄払いの儀式や行事を
執り行っていました。
3月の最初の巳の日が
それに当たる事から、
桃の節句は
『上巳(じょうし)の節句』
とも言われています。
日本におけるひな祭りの起源は、
平安時代中期頃と
言われています。
もとは無病息災を願うお祓いを
行う事を目的とした行事だった
んですよ。
◆お祓いでは、有名な○○が大活躍してた!!
上巳の節句で行われていた
お祓いは、
現代の私達が
イメージするようなそれとは
少し違ったようで、
お供え物をし、
人形(ひとがた)に厄を移し
海や川に流す
という神秘的な方法だった
そうです。
このお祓いを行っていたのは…
なんと!
安倍晴明でも有名な
陰陽師!!
彼らは、こんなところでも
活躍していたんですね。
◆『ひな祭り』の語源はコレ!!
陰陽師が名をあげ、
お祓いや祈祷が
盛んに行われていた頃…
裕福な少女の間では
『ひいな遊び』と呼ばれる、
今で言う
おままごとや
お人形遊びに似たものが
流行っていました。
この2つの、
一見交わる事の
なさそうな物が__。
長い時と移り変わる時代や
思想の中でうまく混ざり合い、
『ひな祭り』という
華やかできらびやかな祭りを
作り上げてきたんです。
上巳の節句という名のお祓いが
本格的に“お祭り”という形を
成し始めたのは、
京都や大奥でひな祭りが盛大に
執り行われるようになった
江戸時代だと言われています。
この頃のひな人形は
競う様に豪華になっていったそうで、
それと同時に“水に流す物”から
“美しく飾り立てる物”へと
扱いも変化していったそうです。
美しさを競い合うひな祭りが
あの大奥で開かれていたなんて…
さぞ盛り上がったんでしょうねぇ…。
色んな意味で^^;
▼ちょっとくだけた感じに♪ひな祭りの小ネタをご紹介!!
さて、ここからは
私が個人的に話のネタとして
面白いなと思ったものを
まとめていきます。
小さな子供でも
「へぇ~、そうなんだぁ」
となるような、
フランクなニュアンスの話題なので
家族で過ごす時間にでも、
ワイワイ語り合ってみて下さい(^^)
◆人形の役割を現代的に分かりやすくしてみたよ!!
ひな人形って
誰がどんな存在なのか、
意外と分かりませんよね。
毎年飾っていても
(この人、何のためにいるんだっけ?)
と思う人もチラホラ…。
そんな訳で、
ここで私の主観を若干織り交ぜつつ、
みんな納得!?してくれそうな
ひな人形の役割分担一覧を、
現代的なニュアンスで
欧米風に作ってみました!!
☆お内裏様・お雛様
(みんなのあこがれの的)
…王様とお妃様
解説:
意外な事実ですが、
飾る事を目的として作られている
現代のひな人形は、
“天皇皇后の結婚式”
を模したものなんです。
その装束やお顔立ちから
どことなく優雅なおもむきを
感じられるのは、
こんな背景があったから
なんですね(^^)
以上の事を踏まえると、
2人は一国の王とそのお妃様…
という位置付けに持ってくる事が
できます。
☆三人官女
(才能豊かなハイスペック女子)
…2人のお世話係
解説:
もとは結婚前から
お妃さまの身の周りの世話をしていた
花嫁修業担当のメイドさんです。
既婚者のおつぼね…じゃない!!
リーダーを筆頭にした
才能に溢れた
選ばれし3人のレディ達です。
両手が物で塞がっている事からも、
きびきびと忙しく立ち働ける
“デキる女”の雰囲気が
ひしひしと感じられますよね♪
☆五人囃子
(能が得意な若きエンターテイナー)
…盛り上げ役
解説:
元服(成人)前の少年たちで結成された、
能を披露する
エンターテイメントグループです。
声に合わせて笛や鼓(つづみ)
太鼓などを奏でて、
場を盛り上げてくれます。
彼らには、
“この日の為に
必死に稽古をしてきた”
という涙ぐましい裏話も
あるんですよ(/_;)
☆右大臣・左大臣
(若きセンスと熟練の技が光る名コンビ)
…若手とベテランのボディーガード
解説:
ひな人形における
左大臣・右大臣は、
実のところ
『随身(ずいじん)』
と呼ばれる別の位の人であり、
大臣という立場の人間では
ありません。
彼らの正体は、
2人組のボディガード。
エネルギッシュな青年(右大臣)と
経験豊富なベテラン(左大臣)が、
いつどんな時でも命を懸けて
王様とお妃様を
守っているんです!
☆その他の皆さん
…有志のお手伝いさん
(割愛します、ごめんなさい(笑))
◆早く片付けないとお嫁に行けないなんてウソ!!
よく耳にするこの話…
完全に迷信です。
この噂話には、
いくつかの根拠
…と言えなくもない
エピソードがあります。
厄を移していた事から、
長い期間飾っておく
べきではないとされていた。
結婚・良縁などをイメージさせる事から
〈早く片付ける=早く嫁入り出来る〉
という構図が出来上がってしまった。
または節句に対する姿勢を正す
などの理由から、
ある種のしつけとして
早々の片付けを行っていた。
でも…よくよく考えてみたら
これって全部…
はっきり言って
気持ちの問題だと
思いません?
もう今の時代、
こんなエピソードに
うろたえる必要は
ないんです。
現代のひな人形には
厄を移したりはしませんし、
もとからひな人形には、
世の中の女性の縁を
どうこう出来るチカラなんて
備わってはいません。
3月3日を過ぎて
ひな人形を飾ったままだとしても、
罪悪感も不安も、何一つ!
感じる必要はないんです!!
(若干自分を正当化しようと
しています^^;)
そもそも、
現代のひな人形は見て楽しむ物。
慌ただしく飾って
カレンダーを気にして
サッサと押入れに…
なんていうのは、
逆に可哀想というものです。
美しく飾ったら満足するまで
しっかり愛でで、
ゆったりとした気持ちで
また来年…と、
短い別れを告げて
あげましょう。
ちなみに、
ひな祭りとされる旧暦の3月3日は、
今の暦で言うと4月上旬頃の事
になります。
…という事は、
少なくともその位の時期までは
ゆっくり楽しんでいても
おかしくは無い
という事です♪
▼まとめ
意外と面白い、
ひな祭りのアレコレ。
堅苦しいイメージの
日本の伝統行事も、
ほんの少し角度を変えてみれば
ちょっと笑ってしまうような小ネタが
出てきたりします。
起源が厄を取り払う行事
であったひな祭りは、
時代背景や女性ならではの視点や工夫、
歴史の移り変わりによって
絢爛豪華なおもむきを楽しむ祭り
へと大きく姿を変えてきた事が
分かりました。
さて、
100年後のひな祭りは
誰がどんな風に…
一体どんな事を
しているのでしょうか?
未来の節句に思いを馳せるのも
楽しいですね♪
コメント