おはようございます!
こんにちは!
そして、こんばんは!
シノです(^^)
では、早速始めましょう!
今日の話題は、
【急性胃腸炎の真実~後編】
です。
この記事では、
前編でお伝えした
『感染予防・対処法と感染経路』
とは違う切り口で、
症状への具体的な対処法を
まとめています。
前編でご紹介したアイテムの使い方、
対処時の注意点や役立つポイントなど、
余すところなくご説明しています!!
↓↓前編はこちらです↓↓

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▼拭き取り・浸け置き用の消毒液は除菌漂白剤から作る
基本的に、
家の中にノロウイルスなどに
感染している事が疑われる家族が
いる場合、
その人が使ったトイレや浴室、
その人が着ていた衣服や
使っていたタオル全てを、
二次感染を防ぐ為、
一旦消毒をしてから洗濯する
事になります。
という訳で、
前編で絶対必須のアイテムとして
リストアップしている
“塩素系除菌漂白剤”を使用った
ウイルス・菌に対して
絶大な効果を発揮する消毒液
の作り方をご紹介していきましょう!
◆次亜塩素酸消毒液の作り方
一般的に市販されている
塩素系の除菌漂白剤の濃度は、
5~6%と言われています。
感染症予防の為の拭き掃除や、
吐しゃ物や便・トイレの清掃時には、
この原液を薄めて作る消毒液を
使う事になります。
★1感染の危険性が少ないものに使う消毒液
[以降、「★1」と表記]の作り方
割合:
水1リットルに対し
だいたい4~5ミリリットルの
除菌漂白剤を溶かす
用途:
吐しゃ物や便が直接触れていない場所の
拭き取り・浸け置き用の消毒液
予防の観点で使うべきものです。拭いた後すぐに
きちんと水拭きをすれば、
ドアノブやテーブルなど
への使用も可能なので、
感染する前の予防としては
とても役立つアイテムと
言えるでしょう!
★2感染の危険性が高いものに使う消毒液
[以降、「★2」と表記]
割合:
水1リットルに対し
約20ミリリットルの
除菌漂白剤を溶かす
用途:
吐しゃ物や便が直接触れた床の拭き取り・
衣服の浸け置き用の消毒液
完全に感染した、もしくは
身近に感染した人がいる…
という場合に用意するべき
強めの消毒液です。濃度が濃い分、
肌や物へのダメージも
大きくなるので
取り扱いには注意を
払いましょう。
このように、
消毒液は使う場所と汚れの度合いで
濃度を変えて使います。
取扱いの注意に関しては、
使用する除菌漂白剤の表記をよく読み
理解しておきましょう。
直接手洗いに使用しないで下さい。
■手に付いた場合は
速やかに洗い流す事。
■薄めて作った消毒液は、
時間が経つと効果が弱まるため
その都度、必要量を準備する。
▼吐しゃ物(吐き戻したもの)の処理方法
ウイルスや菌が含まれる吐しゃ物は、
慎重に…でも迅速に
取り除く必要があります。
汚れを放置したり広めたりする事のない様、
必要な道具を集めてから
作業に取り掛かりましょう。
吐しゃ物の処理方法
① 周囲の人を遠ざけ、
手袋・マスクを着用する
(捨ててもいい衣服や
清掃用のエプロンも含む)
② ペーパータオルなどを使い、
外側から内側にこすらないよう
汚物を慎重に取り除く
③ 汚れたペーパータオルと吐しゃ物を
ビニール袋に入れ、
その中に除菌漂白剤の原液を加える
(内容物が浸るくらいがベストです)
④ 吐しゃ物が触れた場所を
「★2」の消毒液を染み込ませた
キッチンペーパーで覆い、
馴染ませた後拭き取る
※床の材質・カーペットによって
変色する場合があります。
備考:
ノロウイルスは85度以上で2分程度
熱を加える事でも消毒する事が出来ます。
カーペットなどの
染み込みやすい材質に対しては、
スチームアイロンを使うのも◎です。
※その際は最低2分以上
スチームにかけて下さい。
処理後の手袋や衣服には
吐しゃ物が付着している可能性が
あります。
処理後も、
手袋やマスクなどの着脱は
慎重に行いましょう。
▼汚れた衣料品の処理方法
吐しゃ物や便が付着した
衣服や寝具などは、
洗濯機に入れる前の段階で
消毒をする事になります。
消毒しない状態で
洗濯機で洗濯してしまうと、
ウイルスや菌が他の洗濯物にも付着し
家族間で感染が広がってしまう
場合があります。
面倒でも消毒作業は
必ず行いましょう。
汚れた物の処理法
① ある程度汚れを取り除く
② 「★2」の消毒液を準備する
③ 汚れた物を浸け置く
(製品の変色・劣化の可能性があります。
除菌漂白剤の使用上の注意に則り
ご使用ください。)
④ 洗濯機に入れる際も
消毒した物のみで単独洗いをする
急性胃腸炎の要因となる
ウイルスの多くは、
乾燥に強い特徴があります。
万が一、
衣服に汚れが付いたまま街中を歩く…
なんて事があると、
食中毒レベルで爆発的に
感染が広がってしまう
危険性を持っています。
多くの人の安全の為にも
手間を惜しまず
適切に対処しましょう。
▼便・トイレ周辺の注意点
ここでは、
便の処理に際して押さえておくべき
お役立ちポイントと、
賢いトイレの清掃方法を
まとめていきます。
ウイルスや菌が蔓延している期間は、
普段よりも細かい清掃が
必要になるので、
よく覚えておきましょう!
参考までに、
お年寄りや赤ちゃんの
紙おむつに関しての注意点も
含めています。
◆覚えておくと役立つポイント
☆あらかじめ、
トイレの中やおむつ替えセットの中に
手指の除菌ができるアイテムを
用意しておく
→用を足したりおむつを替えた直後に
手指を消毒しておく事で、
ウイルスや菌を媒介しにくくする
☆密封する前に
便が付着した紙おむつにも
消毒液を含ませておく
→消毒効果をより高めるため
☆トイレはフタを閉めてから流す・
おむつは素早くビニール袋に入れる
→可能な限りウイルスや菌の飛散を防ぐため
どれも手間にはなりますが、
感染を最小限に留める為には
有効な事ばかりなので、
なるべく押さえていくように
しましょう。
◆トイレの清掃方法
最後は、
体内から排出された
ウイルスや菌の広がりを
最小限に抑えられる、
トイレ掃除の順番をお伝えします。
そのコツは…
少ない場所から掃除する
という事。
↓
便器のフタ
↓
便座の外側・床
↓
便器の内側
これがおすすめの順番です。
清掃には、
前編で紹介した濃度が濃い
[★2]の消毒液を
使用しましょうね。
手袋やマスクの着用も忘れずに!!
でも実際、
体力も気力も消え失せつつある
疲労困憊の状態で、
ここまで念入りな掃除なんて
出来る訳がありませんよね…。
そんな時は…
それ以外の時は
用を足すごとに、
[★2]の消毒液を便器にスプレー
という急場しのぎの予防だけでもOK!
なるべく徹底するよう意識しましょう。
▼発症者の【うつさない意識】がなにより一番重要!!
ノロウイルスに始まる
感染力の強い胃腸炎は、
かかった本人が一番辛いのは
もちろんなんですが、
実はそれと同じ位、
周囲の家族もとても危険な状態に
なります。
同じトイレを使用する…
同じタオルを使用する…
この程度の接触でですら、
感染してしまう可能性が
あるからです。
最初に感染した人には、
家族の為と言い聞かせ
以下の事を徹底させて下さい。
●不用意な外出を控える
●入念な手洗いをする
●タオルを使い分ける
●お風呂は一番最後に入るか、
シャワーにする
●トイレを使った後は除菌する
繰り返しますが、
一番辛いのは本人です。
「こんな細かい事
やってる余裕ない!!」
そう言われてしまうかも
知れません。
でも、この行動で
周囲の人に対するリスクが
軽減できる事は間違いありません。
看病する人はサポート体制を整え、
本人は【うつさない意識】を強く持ち…
なんとかフォローし合いながら
この窮地を乗り切りましょう。
▼まとめ
前編・後編に分けてお伝えした
急性胃腸炎についての記事は
いかがでしたか?
すでに知っていた事も、
まだ知らなかった事も、
知識だけで効果が現れるものでは
ありません。
得た知識を実践に活かせる準備と
心構えが出来て初めて、
あなたとあなたの大切な人の生活の
安全性が高まります。
私達は日頃から、
いい悪いに関わらず
沢山のウイルスや細菌に
晒されて生きています。
現代社会に生きる以上、
感染性の恐怖から逃れる事は
出来ません。
重点を置くよりも、
感染した時に
適切な対処を行える準備をしておく
という事が最も大切です。
乳幼児や高齢者にとって、
感染症は命の危険をも意味する
大変危険なものです。
家族全員で予防や対策を万全にし、
日々を過ごしていきたいですね。
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