おはようございます!
こんにちは!
そして、こんばんは!
シノです(^^)
先日、娘と私が戦い続けている
滲出性中耳炎について、
それに気付いたきっかけなどを
お話ししたんですが、
見返してみたら、
内容のほとんどが体験談に
なってしまってました(*_*;
という訳で、今日は
滲出性中耳炎と急性中耳炎、
二つの中耳炎についてもう少し詳しく、
かつ、簡単に分かるように
掘り下げていきたいと思います!
↓前回の中耳炎に関する記事はこちらです↓

▼滲出性中耳炎の仕組みと急性中耳炎との違いを簡潔にご説明します!
この二つの中耳炎は、
発症する場所が似ていても症状は全く異なる
ものです。
気になるその違いは、
下記の通りです!
◆滲出性中耳炎
○仕組み
→鼓膜よりも奥にある骨に囲まれた空間に
炎症性の液体が溜まる事で起こる。
炎症の度合いは比較的弱い。
○代表的な症状
→【難聴】
急性中耳炎
○仕組み
→鼓膜の奥の空間に
膿が溜まる事で起こる。
炎症の度合いは強く、
鼓膜自体が炎症を起こす。
○代表的な症状
→【耳漏※耳だれ、激しい耳の痛み、発熱、】
それぞれ痛みの有無や体調の変化はある?
滲出性中耳炎は痛みがない為、
乳幼児は特に
気付きにくいと言われています。
それに対し、
急性中耳炎の場合は、
突然耳の痛みや発熱が現れます。
まだうまく伝えられない月齢の子供は、
不機嫌になったり激しく泣いたりします。
どちらも、
悪化すると手術が必要になる場合もある為、
異常や違和感に気付いた場合は
そのままにせず耳鼻科を受診しましょう。
▼症状が現れない滲出性中耳炎に気付くポイント
●音の発信源の近くに行こうとする
…聞こえ辛い証拠と言えます。
中耳炎の可能性も踏まえ、
一度耳鼻科を受診してみるといいでしょう。
●音量を上げようとする
…音源の近くに行こうとするのと同様、
聞こえ辛いという合図と受け取って下さい。
耳垢の掃除も兼ねて、
耳鼻科を受診してもいいかも知れません。
●耳を気にして触る
…滲出性中耳炎にかかっている場合は、
耳の奥、指では届かない場所に違和感がある為、
しょっちゅう耳を触るようになります。
◆呼ぶ声に反応しない
…滲出性中耳炎になっていると
声や音が聞こえにくくなる為、
反応が無くなったり鈍ったりします。
「呼ぶ声に反応はしても
正しい方に振り向かない。」
という場合もあるので、
お子さんの動きを
慎重に見極めましょう。
◆話す声が大きい
…聞こえてくる声が小さい為に、
【自分が発する声を大きくしてしまう状態】
と考えられます。
中耳炎でなくとも、
耳垢が詰まっている可能性はあります。
以上のポイントを押さえて接してみると、
専門家でなくとも比較的簡単に
異常に気付く事が出来ます。
一度、
お子さんに中耳炎の可能性がないか
観察してみてもいいかも知れませんね!
▼急性中耳炎かも!!その時に押さえておくべき応急処置のポイント
痛みを伴う急性中耳炎は、
子供の異変で気付く事が大半だと言います。
その時に取り乱す事のないよう、
ここで、応急処置の方法を
いくつか学んでおきましょう!
◇耳の後ろ付近を冷やす
…氷のうやビニール袋に氷を入れた物を
耳の後ろあたりにあてがいましょう。
◇アセトアミノフェン系の鎮痛剤を使用する
…耳の痛みや発熱は炎症からくるものなので、
解熱鎮痛剤で一時的にしのぐ事は可能です。
その後は出来るだけ早く耳鼻科を受診しましょう。
※注意
この処置は、以前に小児科や耳鼻科で
本人向けに処方された頓服薬(必要な場合に飲む)
が家にあるという場合限定のものと考えて下さい。
市販の解熱剤の効果は保証しておりません。
また、大人用の解熱剤の使用は厳禁です。
◇耳だれを拭き取る
…耳の中は拭かずに、
拭きとれる場所だけ絞ったティッシュなどで
優しく拭き取り清潔を保ちましょう。
急性中耳炎の場合は、
ある程度時間が経つと
痛みが引く事も珍しくありません。
夜間の場合は、
冷やすなどして朝になるのを待って
耳鼻科を受診しても遅くはありません。
▼まとめ
滲出性中耳炎と急性中耳炎は、
よく似ていても症状と対処法が違う事…
分かって頂けたでしょうか?
私の娘は1年ほど前に
滲出性中耳炎である事が分かったのですが、
その当時は本当に気付きませんでした。
耳を触っているというのも
よーく見ていて初めて気付いたという程度で、
こっちが意識して観察しなければ
分からなかったと思います。
(いい訳になってしまうかも…すみません…。)
どちらにしろ、中耳炎が判明してからは
きちんと耳鼻科に通っています。
中耳炎は、一度治っても
アレルギー性鼻炎や風邪などにより
再発しやすいのが特徴である為、
根気よく付き合っていく必要があります。
急性中耳炎の場合も、
表面的な痛みや症状が和らいでいたとしても
炎症の治療や鼓膜の再生には
時間がかかります。
家族一丸となって、
完治まで耳鼻科の受診は
続けていきましょう!
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